人事担当者の声VOICE
本宏製作所ってどんな会社?
モノをつくってそれを量販店や問屋などに販売している会社です。
新潟県の中央部(県央地区)に位置する燕市吉田に本社と工場を9つほど持っていて、東京と大阪に営業所があります。西日本向けの拠点となる工場が岡山県(新見市)にもあります。
創業100年、古くて新しい会社。
今年、創業101周年を迎えた、モノをつくっているメーカーです。企業の寿命は30年、と言う人もいますが、本宏製作所は100年以上続いているのですから、何かあるのでしょう。(実は私もその理由はわからないのですが。)
ただ、言えることは、真剣にモノづくりに取り組んできた、ということは確かです。こんな時代だからこそネームバリューにとらわれることなく、自分達のやるべきこと=まじめにモノをつくって、それを世に送り出している、ただそれだけのことなのです。
老舗企業だからと言って、1つのものにこだわるのではなく、常に新しい分野へ挑戦しています。そのためにも若い社員の新しい感性が必要なのです。
どんな製品を扱っているの?
本宏製作所の製品はHONKOというブランド名がついていますが、みなさんにはあまり馴染みがないかもしれませんね。それは扱っているものが専門的だったりするからなのです。
農林業機器はその名の通り、農林業向け。シュレッダーや三脚脚立などがその代表で、長い間本宏製作所の一営業部のメイン製品になっています。
イージーコンテナーという物流梱包機器は日本の物流業界ではかなりのシェアを占める製品で、社内の売上にもかなり貢献しています。
もちろん、一般家庭向けの商品もたくさんあって、園芸用のホースリールや芝刈機などはホームセンターなどでお目にかかれます。
本宏製作所のモノづくり精神。
少し前にある経営情報誌に本宏製作所が取り上げられた時、社長がそのインタビューの中でこんなことを言っていました。
『商品は1000種類以上あると思いますね。あくまで社内の噂ですから、自信を持っては言えないのですが…』自分の会社にどのくらいの商品があるのか経営のトップが把握していないのです。
社長にそこまで細かな情報がいかないのか?…そうではなくて、本宏製作所ではアイデアが出るとすぐに製品開発に結びつき、マーケットに投入される、そのサイクルがとても短く、それが各部署で行われているので、今現在どのくらいの種類あるのか、製品数を論じること自体が無意味なのです。
『こんな商品が欲しいな』と独り言のように取引先の担当者が言ったとします。次の商談の時にそれを形にして持って行く、担当者は驚きますよ、その対応の速さに。 とても柔軟な職人気質でモノをつくり続けているのです。